雑記 星空のいざない 

 
 

2014年 6月28日 - スカイトラッカー part 6 - 追尾精度 15mm

   
   


夜空が澄んでいる。何せ北海道、綺麗な星空がなくてどうするというのだ。


ここ数年北海道も大気中の水蒸気が増えているようだ。なぜなら以前と比べ妖しいほど輝く星々を見る機会が少なくなっているからだ。山並みを見れば薄っすらと白く煙っていて抜けるような青空がない。そして本州の梅雨期のような蒸し暑い日が続く。


風薫る5月。たくさんの銀河がある領域のおとめ座を見るのに良い時期だ。だが今年は優れない空と花粉が多く飛散したことでレンズを空に向ける気持ちにならなかった。


そういうわけでやっと澄んだ空がやってきた。
今年 2回目の撮影は、SkyTrackerの追尾精度確認を兼ねて撮った天の川。



 撮影データ

  2014年 6月25日 23:30頃  北海道芦別市カナディアンワールド公園駐車場

  - 各コマ露出 240秒 F4.0  ISO 800
  - 4枚を加算平均合成
  - Sigma 15mm F2.8 EX Diagonal Fish Eye / EOS1000D改 + IDAS HEUIB FF






入念に極軸を設定したSkyTrackerで 4分露光すると星像はどれくらい流れるだろうか?

天頂付近の天の川

 

Sigma 15mm F2.8 EX Diagonal Fosh Eye

レンズは対角魚眼で焦点距離は15mmと短い。400%まで拡大した各コマを並べたのが下の画像。写真中央付近に見える恒星ベガを拡大したものだ。

私の基準ではかなり良い追尾である。11時から5時方向、わずか伸びているような気がするが傾向が揃っているので設置の問題だと思う。

スカイトラッカーはウォームホイルが80mm径 156歯、ホイルとギアの支持点4か所にはベアリングと、価格の割に奢ったメカニズムだ。

ユーザーには納得し難いが機械には工場で組まれる時に与えられる素性のようなものがある。アタリ・ハズレというもので各部品の公差が積む重なり特定の方向に揃ってしまうと極端な振る舞いをし始める。

私が入手した個体は良い性格のようだ。

iOptron社は、SkyTracker には超広角から標準レンズを推奨している。APS-Cサイズで長い方が50mm前後。星景・星野撮影では現実的なものだ。

私自身、 100mm前後を活用の上限と考えている。この範囲内で特徴のある地形をベースにして明るいレンズで星景をバシバシ撮れたら最高だろう。

     
     
     

恒星ベガ






 

ブログでSkyTrackerをレビューしている人がいた。

200mmでの使用感がその内容で、キャプチャーの歩留まりが期待通りにならないと言っている。


  彼曰く、「Kenko スカイメモではこうならなかった」


スカイメモは上位カテゴリーかなと思う。強度、工作の良さ、オートガイド対応と、一般赤道儀レベルで価格もしかり。

スカイメモの比較対象を挙げるとすればビクセンGP赤道儀ベースのGPガイドパックだろう。スペック的にも対等なものだ。

実はそれを購入するか迷った時期がある。



私は手持ちの Sigma 105mmマクロの焦点距離を超えたら大きな赤道儀を使うと決めている。撮影対象と露光時間を考えると現実的にならざるを得ないものだ。