雑記 星空のいざない 
   

2013年10月11日 - スカイトラッカー part 2 - 付属品とオプション

   



暗視野照明付き極軸望遠鏡


スカイトラッカーには極軸望遠鏡が標準でついています。上級製品を除けば珍しいことです。ビルトインではなく使用するときに取り付けるタイプ。極軸の位置により撮影機器と干渉する可能性があるのでこうしたのでしょう。極軸そのものに取り付けないタイプの宿命みたいなものかもしれません。

取り付けは本体に挿入しネジで固定。望遠鏡側には切欠き、本体には対応する平らな部分があり間違った角度で装着する心配は不要。双方金属なのでカチッと確実に収まります。

極軸望遠鏡の切欠き部分は外部から暗視野照明用の光を導く光路の入口を兼ねています。本体の対応場所には赤色LEDの頭が見えています。電源投入で点灯しレチクルパターンに光を供給します。ほど良い明るさで星空の下で使うのにちょうどいい塩梅です。

電源LEDも兼ねているようで合理的な設計。

極軸望遠鏡は対物、レチクル双方のフォーカス調整可能。グリースの効き具合も適切で回すと心地よい抵抗を感じます。


極軸望遠鏡の穴のそばに小さな穴があります。これは望遠鏡なしで極軸を合わせるためピーピング・ホールで視野角は8.5º。28mm未満の超広角撮影なら多分こちらによる調整で済むでしょう。


 

 



 


極軸望遠鏡のレチクル・パターン。これは私が持っているものの実写です。各同心円は観測場所の緯度に対応します。たとえば北海道中央部、北緯42°のあたりだと内側から3番目と4番目の円の間が最適なところです。この仮想の円周上に北極星を導入します。

円上のどの場所にするかは観測時刻に依ります。想像がつくと思いますが東西のレベリングはこの場所に影響を及ぼします。架台は何時も水平であるべきでしょう。

北緯42°の私の街で午後9時であれば、内側から3番目と4番目の円の間で九時の角度がその場所。ここに北極星が来るようスカイトラッカーの方向と高度を調整します。

iOptron 社から北極星の位置を教えてくれるiアプリが提供されています。北極星位置を表示してくれるソフトです。


私はアストロアーツのステラ・ナビゲータで北極星の位置を調べています

 



付属のマウントベースは例外的に機能が高いもので、ポータブル赤道儀に標準でついているのは珍しいことではないでしょうか。






北極星高度(観測地緯度)の調整

右の写真にある大きな黒いノブを回して高度を調整します。設定が終わったら下の金属製の頑丈なノブを締めて高度をロックします。

高度調整範囲は 0º〜70º。

文句なしの機構。殆どの国産製品は別個に微動マウントをオプションで用意しており、さらにアングルプレート迄別売りです。この機構だけで1万数千円の予算が浮いてくれます。

iOptronさん、ありがとう!















水平方向の調整

小さな黒いノブを緩めるとマウントベース全体を水平方向に回転できます。全周可動で手で回して調整し再びノブで固定します。

問題がありました。固定しても小さくないガタがあります。搭載機器の位置によって全体が動いてしまい極軸が狂ってしまいます。


アメリカのサポートに問い合わせてみました。詳細は次回、


 








 

 

このボールヘッドはオプションの別売品。自由雲台があるので不要かと思ったが水平方向の回転が個別にできるので購入。

機能的に不満は無いものの気の付いたことがいくつか...

ご覧のとおりクイック・シュー付き。それはお得!、と考えるかどうか。

直付けなのでシューのついていないカメラは使えません。
Slikのクイック・シューと形状が異なるのが残念です。